W・E・I

小説をメインに活動しつつ雑記も書きます、そんなブログ。 その名も「Watching・Entertainment・Information」略して「W・E・I」

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Author:東人





ご意見、ご感想などがあれば是非とも下さい。全力で返事をします。それと、おまけで小説のの「予告にならない予告」記載中です。
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回オンドゥル語を言ったそうです(古っ

大学生活を送ることになり、講義中に寝る癖をつけてしまい憂鬱になりつつ、レポートに追われてクライマックスな心境の何処にでもいる普通の大学生。ここ最近は小説をメインにひっそりと活動中。まぁ見てやってください。
なおこのブログはカレーの妖精とりんごに目が無い賢狼と、そしてオンドゥルライドの登場を全力で応援中です。

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Take a chance

久しぶりに小説落としておきます。うん、本当に久しぶりだ(汗

それではいきましょう
仮面ライダーという名の仮面
第4話「Spirit Human」 そこにいるのは一万年前の勝者と呼ばれる者

「見せてくれたね、ジョーカー」
少年、キングは椅子に座りながら満足そうに笑っていた。思い出すのは一瞬だけ垣間見た獣の姿。そして笑顔を浮かべる少年の前髪が揺れている。なぜなら、
「その力、僕のものだよ」
目の前の壁にぽっかりと大きな穴があいていたからだった。

次の日の朝、剣崎はリビングに降りてこなかった。いつもなら朝食を摂るために降りてくるはずだった。虎太郎は朝食のパンと牛乳を乗せたお盆を剣崎のいる屋根裏部屋に持っていくことにした。その部屋に続く階段は天井へ向かうだけで扉がないように見える。だがそこの天井には戸があり、虎太郎はそれを上に持ち上げた。顔をのぞかせると剣崎はソファで寝転がりながらぼんやりと上を眺めていた。
「剣崎君、朝食持ってきたよ」
「いらない」
剣崎はそっけない返事をした。虎太郎は机にお盆を置き、
「らしくないよ。うじうじするのは僕の専売特許でしょ?」
剣崎は一瞬体をぴくりと動かした。
「今するべきことは始を探すことなんじゃない?」
しばしの沈黙。だがそれもすぐに終わり、剣崎はガバッと起きて、
「いただきます」
朝食の食パンにかぶりついた。虎太郎はそれを見て安心し笑みを浮かべながら下に降りていった。瞬く間に皿とマグカップの中身を空にした剣崎は急いで玄関に向かった。その途中にヘルメットを二つ手にした。
「剣崎君!」
出ていくすんでのところで栞が呼びとめた。
「かすかだけど夜中にアンデッドの気配があったみたい。それと都心部でアンデッドの反応をキャッチしたわ!」
「サンキュー!」
剣崎が出て行って遅れてバイクのエンジン音が遠ざかっていく。

迷った時にこそ突き進む、かつて言われたことを剣崎は再認識したのだった。


アンデッドサーチャーが示した場所付近のトンネルの中、相川始はふらふらとおぼつかない足取りで歩いていた。呼吸も荒く、途中で壁にもたれてしまった。
「二度と・・・あの姿には戻らない・・・・」
そばのミラーには相川始という存在が映っている。解き放たれた獣、それと同時に自分から発せられたまばゆい緑色の光。そして理性がなくなり本能だけが残り獣に戻っていく自分・・・。始はあの時のことを思い出すだけでぞっとする感覚と嫌悪感がした。そしてミラーから目を離し歩き出そうとしたとき、新たな人物が目の前に立っていた。始はそれがだれか知っている。そいつは始と目が合うや否や初めに向かって大量のトランプを投げつけたのだ。地面に落ちたカードはどれも同じものだった。自転車に乗る男の絵が描かれ、はっきりとこう書かれている。
『JOKER』
始はそいつをにらみつけた。
「何のつもりだ。上城睦月」
真っ黒なジャケットを着た睦月の手にはクラブのAが握られていた。
「完全にカテゴリーAに支配されたようだな」
「ああ、おかげでいい気分だ」
そう言いながら睦月はバックルにカードを装填し、ベルトを装着した。
「変身」
睦月の目の前に紫のスクリーンが現れそれを通り抜けた。そこから通り抜けてきたものは深緑の仮面ライダー、レンゲルだった。しかし今の始は戦う術を持たない。レンゲルもそれに気づいたのか、
「おや?カリスには変身できないようだな・・・ふん!」
始にまで一息で近づき横っ腹に蹴りを入れた。始は宙に浮かび車道側の壁に叩きつけられた。レンゲルも歩道から車道に出た。
「だったらジョーカーの姿を見せてみろ!」
「ぐっ・・・俺はあの姿にはならない」
さっきよりも苦しげに呼吸する始の言葉を受けたレンゲルは腰のホルスターに取り付けられた杖を取り出し自分の身の丈まで展開させた。そして刃を始に向ける。だがレンゲルが一歩踏み出そうとしたときに、
「変身!」
バイクのエンジン音と新たな声がトンネルに響いた。その声の主である紫紺の戦士はレンゲルにバイクでタックルを仕掛けた。だがレンゲルは受け身を取りながらその攻撃を回避する。
「剣崎・・・」
剣崎、ブレイドは始をかばうようにバイクを停止させた。
「大丈夫か始?」
「剣崎!邪魔するな!!」
邪魔をされたせいでレンゲルはかなり殺気立っていた。だがブレイドは、
「睦月。君の相手はできない!」
「わかっているのか?そいつは残酷な殺し屋なんだぞ!」
「今は君がそう見える。始!」
ブレイドはバイクにくくりつけていたヘルメットを始に投げ渡した。始もそれをすぐに被りバイクの後部スペースに飛び乗った。そしてすぐにバイクが発進する。その後ろ姿はあっという間に消えてしまった。
「・・・くそ!」
レンゲルは怒りのやり場がなくなりただ壁を殴りつけたのだった。


その朝、橘は自分の住むアパートに帰ってきていた。だが鍵を差し込んで回した時、いつもの鍵が開いた時の手ごたえがない。ドアノブをひねってみるとドアは何の苦もなく開いた。おかしい、自分が出てきたときは確かに施錠したはずだ・・・。橘は自分の中でスイッチを切り替える。いつ、何が起こってもいいように気を落ち着かせゆっくりと家に入った。
「・・・」
玄関に入ると短い廊下からリビングにつながっている。橘は足音をひそめリビングに向かう。リビングに通じるドアは閉じていた。橘はそれを開けてゆっくりと中に入った。ここで空き巣でも強盗でも襲ってきたものなら橘は一蹴してしまうだろう。だがそこにいた人物は空き巣でも、ましてや強盗でもなかった。それどころか橘はよく見知っている人物だった。
「とうとうジョーカーまでたどり着いたようだね、橘君」
「広瀬さん!?」
広瀬、そう呼ばれたスーツ姿の男は椅子に腰かけていた。橘は亡霊と出くわしたかのような顔だった。
「『生きて』いらしたのですか?あのとき死んだとばかり・・・」
名は広瀬義人、かつてのBOARDの研究員であり、そして、
「広瀬・・・娘さんはあなたのことを・・・」
「今は栞に会うことはできない。私の目的はまだアンデッドの不死の秘密を解くことだからだ」
広瀬栞の父親でもある。そして広瀬は机に置かれた橘のパソコンのキーボードを一つ押した。現れたのはいつかのパスワード入力画面と同じものだった。
「BLACK&WHITE」
唐突に広瀬は切り出した。
「そのパスワードでBOARDに収められた全資料を閲覧することができる。もちろん非公開の記録も・・・」
「どうしてそれを俺に?」
「君にはジョーカーについて本当のことを知らない。だからこの闘いの真実を知ってもらいたい」
広瀬は椅子から立ち上がり部屋を出て行こうとした時に、
「運命と闘え」
そう言い残して広瀬は行ってしまった。取り残された橘はさっきの単語を入力した。


バイクが向かった先は港だった。始を後ろに乗せた剣崎のバイクが止まる。
「あのさ・・・」
剣崎はバイザーを上げながらそう切り出した。
「芝野優子」
「なんだ?」
始はヘルメットを取りバイクから降りた。剣崎もヘルメットを脱ぎながら、
「俺が小1のときに好きだった子の名前。俺秘密とか無いからこんなのしかなくて・・・」
「それがどうした?」
苦笑いを浮かべる剣崎に始はヘルメットを押し付けた。そして立ち去ろうとしたが剣崎が肩を掴んだ。
「待ってくれ。俺が一つ秘密を教えたんだ。お前の秘密を一つ教えてくれないか?」
「馬鹿馬鹿しい」
いつものように始は冷たく振り払おうとした、だが今回は剣崎も食い下がらない。
「お前の正体なんかどうでもいい。俺にとってお前は相川始だ」
始が何も言わずに顔を上げた。
「ただ・・・お前の持ってるハートの2。それに封印されている者が何なのか知りたい。お前は人間・・・」
始は何も答えずに海の方へ歩き出した。そして、口を開いた。
「あのカードに封印されているのは一万年前のバトルファイトの勝利者だ」
「俺たち人類の始祖たる・・・ヒューマンアンデッド?」
始はゆっくりと頷き話を続けた。

二年余り前、ジョーカーやアンデッドが人間の手によって封印を解かれた・・・。殺し屋と呼ばれるジョーカーはアンデッドを次々と封印していき力を得ていくのは至極当然だった。そして遂に見つけることになる、
『ジョーカー・・・』
一万年前に己を封印した人間の祖たるアンデッド、ヒューマン。彼との出会いはまさに運命だった。すぐにカリスの力を使い本能をむき出しにするジョーカー、だがヒューマンは闘うことはしなかった。
カチャッ
ヒューマンが仰向けに寝てバックルが開く。カリスの姿をとっていたジョーカーはカードを抜き投げつけてそいつを封印した。
『2 スピリットヒューマン』
ここでジョーカーに大きな異変が起こる。


「奴を封印して以来、俺はジョーカーの姿に戻ることが忌まわしく感じるようになった」
それだけではなかった。人間の姿となり社会に紛れ込むうちに、
「そして何故か人間を・・・」
「もういいよ」
剣崎はそれ以上聞くことはしなかった。
「ありがとう。話してくれて」
だが次の瞬間、始は何かに気付いたようだった。
「やつらが来る!」
「え!?」
始が走り出しその後を剣崎が追った。
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