W・E・I

小説をメインに活動しつつ雑記も書きます、そんなブログ。 その名も「Watching・Entertainment・Information」略して「W・E・I」

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東人

Author:東人





ご意見、ご感想などがあれば是非とも下さい。全力で返事をします。それと、おまけで小説のの「予告にならない予告」記載中です。
あなたは


回オンドゥル語を言ったそうです(古っ

大学生活を送ることになり、講義中に寝る癖をつけてしまい憂鬱になりつつ、レポートに追われてクライマックスな心境の何処にでもいる普通の大学生。ここ最近は小説をメインにひっそりと活動中。まぁ見てやってください。
なおこのブログはカレーの妖精とりんごに目が無い賢狼と、そしてオンドゥルライドの登場を全力で応援中です。

あと相互リンクは熱烈に募集中(OMO|壁


アダルト系のコメント等は正直やめてもらいたい!見つけたら削除しますのでそこんとこよろしくお願いします。



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闇よりも深く

久しぶりにね、書けたのですよ

もうちょっとなのですよ!w

それでは行きましょう

仮面ライダーという名の仮面
Wish 入り混じるそれぞれの願い

そして彼は見つけてしまった。それが全ての原因だったのかもしれない。一万年前に実際に行われたバトルファイト。その時に封印されたラウズカード、そしてモノリスと出会い。もしかしたら、これもまた運命というものなのかもしれない。彼は自身の権力を駆使し、組織を作り研究を進めさせた。

しかし彼自身、己がしだいに歪んでいくことには気づいていなかった。

研究所の壁が吹き飛んだ。そこから一体の巨体が転がるように出てきた。金色と銀色の大剣を持つギラファはところどころから緑色の地を流していた。
「・・・ちぃ!」
壁が吹き飛んでできた穴からギラファに勝るとも劣らない体格のアンデッドが出てくる。黒色と、ところどころに金色を持つ体。さらに以前見た時よりも禍々しく変化した三つ首の魔物がそこにはいた。
「天王寺の奴・・・・」
ギラファはさっきの光景を思い出す。天王寺の体が見る見るうちに変化し、そして今のようなケルベロスへと変身していた。パワー、スピード全てにおいて昨日見たケルベロスよりも勝っている。まさに完全たいといっても良い。正直、ギラファも油断していた。しかもダメージがでかすぎる。このままではやられる、そう思った。
「ハハハハハハ!!!」
天王寺の声がケルベロスから響いた。
「私ハアンデッドトナッタノダ!」
ケルベロスが走ってくる。そしてギラファの首根っこを掴み悠々と持ち上げた。そのまま走り壁に打ち付ける。
「君ヲ封印スレバ残リハジョーカーノミ!!」
「封印するだと・・・」
天王寺の言葉にかすかに疑問を感じる。封印してバトルファイトを終わらせるつもりか、いや違う。アンデッドとなった男、その男の真の目的が分かってきた気がした。ケルベロスはギラファの胸に拳をねじ込む。壁を簡単に突き破りギラファは倉庫のような場所を転がった。
「そうか・・・それがお前の狙いか」
三つ首の両側の頭の口から熱線が放たれた。矢のようにそれはギラファに向かっていく。だが一本は避けきることができなかった肩を抉るようにして熱線は貫通した。そして二本目は狙いが少しそれたのか、地面へとぶつかる。地面が爆ぜた。巻き起こる煙、落ちてくる機材。ギラファはこれに乗じて逃げるしかないと確信した。


「ヒューマンアンデッド?」
剣崎の言葉に相川始、いやヒューマンは頷いた。
「・・・ご先祖様?」
「え、何?ご先祖様って??」
虎太郎は思わず栞の言葉に突っ込みを入れていた。
「だって私達人間の祖先なんだから・・・」
うーん、と虎太郎は心の中で唸る。確かにそう言えば合っているのだがどこか釈然としない気が・・・。剣崎はそんな二人のやり取りをチラリと見てヒューマンの方に向き直った。
「あなたは始に封印されたはずでは・・・?」
『ジョーカーに封印されて以来私は内側からジョーカーに働きかけました。そして獣だった彼に心と感情が生まれました』
無症状で口を一切開かずヒューマンは語る。
『特に・・・あの家族とあなたに出会ってから彼は変わりました』
ヒューマンは剣崎のほうを見た。
『全てのカードが奪われたとき、彼の中の本能が目覚めようとしました。彼はそれを拒絶し、自分自身の心を奥深くの闇に閉じ込め眠りについたのです』
「じゃあ始は無事なんですね?」
ヒューマンは頷く。そして誰とも目を合わさず、まるでピントの合っていないような眼に戻る。
「そうだ、ご先祖様。アンデッドが最後の一体になった時、何が起こるんですか・・・?」
栞の問いにヒューマンは少し間をおいた。そして、こう言った。
『バトルファイトの勝利者には万能の力が与えられます。世界を意のままに変えることのできる力です』
「それじゃまるで神の力じゃないか」
「あんたは何を望んだのですか?」
再びヒューマンは剣崎のほうを見た。
『あなたなら何を望みますか?』
そして剣崎の問いに問い返しヒューマンは目を閉じたのだった。

睦月と橘はもうすぐ目的地に到着しようとしていた。トンネルに差し掛かり、中を進んでいく。すると、ライトで照らしだされた道の先に男が立っていた。橘たちは驚いてバイクを停める。立っていた男は全身のところどころから緑色の血を流していた。金居だった。前に見た時と違い眼鏡はなかった。
「カテゴリーK・・・!」
見覚えのある睦月はヘルメットを脱いで金居に近寄る。
「そうか・・・そいつか」
橘はバックルを取り出してカードを装填する。だが、
「待ってください!」
睦月はそれを止めた。
「どうしたんだその傷は?」
「別に・・・ちょっと油断しただけだ。まさか天王寺が・・・」
「天王寺がどうしたんだ?」
橘もバイクから降りた。その時、トンネルの反対側から獣の唸り声が聞こえてきた。三つ首の獣がそこにいた。
「ケルベロス!?どういうことだ」
「昨日剣崎さんが倒したはずでは・・・?」
そう言いながら橘と睦月はバックルにカードを装填した。橘は右手の拳を固め、睦月は右手で顔を覆いかくすように構える。
「「変身!」」
レンゲルが真っ先にスクリーンを突き抜けケルベロスの胸に拳を打ち込んだ。しかしケルベロスはビクともせず、レンゲルの胸に同じように拳を打ち込んで退かせた。レンゲルの後からギャレンが続き、右上段蹴りを放つがそれを後ろに跳んでかわした。そして肩の頭が火の玉を吐きだした。ギャレンは即座にホルスターから銃を抜きそれを撃ち落とした。さらに何発か撃ちこんだがケルベロスは頑丈だった。全くダメージがないようだった。
「やはり強い・・・!」
「アンデッドヲワタセ」
ケルベロスから声が聞こえてきた。しかも聞いたことのある声だ。
「その声は・・・天王寺!?」
「なぜです。なぜ天王寺がアンデッドに!?」
ギャレンは後ろをちらりと見た。金居は全身血まみれ、そして昨日一切歯が立たなかったケルベロス。ギャレンはここが逃げるしかない、そう判断した。
「いったん退くぞ!奴を連れていく」
ギャレンはラウザーを展開し一枚のカードを抜いた。そしてレンゲルもカードを取り出す。
『スモッグ』
レンゲルの杖から煙幕が吹き出した。ギャレン、レンゲル、さらに金居の姿を覆いかくす。そして、
『ファイア』
煙幕の中から炎弾が飛び出す。不意の一撃だったがケルベロスは腕でふさいだ。煙幕が消え失せたときには3人の姿はどこにも見当たらなかった。逃げたのだと分かりケルベロスは天王寺へと姿を変えた。
「やはりライダー諸君から始末するしかないか・・・」


始が再び眠りについてから数十分後、白井邸の扉が慌ただしく開いた。橘、睦月、そして金居がなだれ込むように玄関に入ってきた。何事かと剣崎たちは玄関に向かった。
「橘さん!?」
「カテゴリーK!どういうことですか!?」
剣崎は金居の姿を見て身構えた。
「待て。こいつの話を聞かなければならない」
橘はリビングに入って机の上にあった牛乳瓶の中身を一気にからにした。虎太郎が飲もうと思って出していた物だった。睦月は金居はウッドチェアーに座らせて救急箱から包帯などを取り出していた。
「何があった。話せ」
橘は金居にそう言った。金居は胸ポケットから眼鏡を取り出してかけた。
「天王寺はケルベロスと融合した。ライダーシステムでアンデッドの力を借りるなんてレベルじゃない。奴は完全にアンデッドとなった」
「天王寺はこいつを自らの手で封印しようとしていた。そしてジョーカーも・・・」
剣崎は始のほうをちらりと見た。
「一体奴の狙いはなんだ・・・アンデッドと一つになってまでこの戦いに勝ち残ることに何の意味がある・・・?」
それには剣崎たちには思い当たるものがある。
「万能の力・・・」
「万能の力?」
橘は聞き返した。睦月も包帯や薬を手にしたまま固まった。
「バトルファイトの勝利者には世界を変える力が与えられるのよ」
そして金居が正解だというように、
「その通りだ。天王寺は自身をアンデッドとし、その力を得るつもりだ」
「万能の力なんて・・・何に使うつもりなんでしょう?」
「それはわからん。だが奴は己の欲望のためにトライアルやティターンを造り、多くの人が犠牲になっている。そんな奴に万能の力など与えさせるわけにはいかない!」
橘が勢いよく牛乳瓶を机に置いた。周りに沈黙の空気が垂れ込める。だがそれを切り払おうとするかのごとく、金居は立ち上がった。
「行かせてもらうぞ」
「待て!お前は傷の手当てを・・・」
睦月は金居を引き留めようとした。金居は睦月ではなくソファのほうを見て、
「そいつが・・・さっきから睨んでいるのでな」
ソファで眠っていた男が上体を起こして敵意を含んだ眼で金居を見ていた。
「なぜカテゴリーKがここにいる・・・」
「始か!?」
剣崎の言葉にやや疑問を覚えつつ始は立ち上がる。
「俺達はこんなところで戦っている場合じゃないんじゃないか?このままだと二人とも封印されてしまうぞ?」
「なんだと?」
金居はうっすらと笑みを浮かべて屋敷を出て行った。睦月がその後を追おうとしたが始が止めた。
「待て。あのアンデッドが近づいている」
「天王寺か!?」
「天王寺・・・・?」
剣崎はすぐに事情を話した。そしてすぐに納得した。
「奴にとって俺達はもう邪魔な存在というわけか。カテゴリーKのことは後だ。天王寺を止める」
4人は一斉に出て行った。


4人は工場地帯をバイクで走っていた。人気もなく広い道だった。カーブを横並びでそろって曲がった時、正面から1台の黒い車が向かってきていた。お互いスピードは決して緩めない。そしてすれ違って距離ができた時、ほぼ同時にスピードがゆるまり停まった。天王寺が車から出てきた。しかし剣崎たちは背を向けたままだった。剣崎はバイザ―を上げこう言った。
「お前がバトルファイトの勝利者となった時、何を願う?」
「無論平和だ。人間が2度と争うことのないように・・・」
天王寺は答えた。そして始が平坦な口調で、
「そのために今の人類をすべて滅ぼす・・・」
「当然だ!!」
天王寺は語気を荒げた。
「今の人類は邪悪な心に満ち溢れている!憎しみ、悲しみ・・・今の人類に平和などあるはずがない!新たな平和へと向かう人類を誕生させる・・・」
「そしてお前がその支配者となる・・・」
睦月の言葉に天王寺は冷たく笑った。
「なぜBOARDを作った!!」
「すべては計画通りだったよ。広瀬はアンデッドを解放し、君たちは効率よくアンデッドを封印してくれた。感謝しているよ。おかげでケルベロスを完成させることができたのだからな!」
橘は拳を握り締めた。BOARD創設に始まり、すべて天王寺の手のひらで踊らされていたことに橘は怒っていた。
「俺達の正義は・・・!」
「全て幻・・・」
天王寺は嘲笑うかのように言う。そしてカードを取り出し、袖をまくる。剣崎は一瞬だけ目を閉じた。もしかしたら彼はかつては純粋に平和を望んでいたのかもしれない。

だが今は・・・

剣崎たちはバイクから降りた。そして3人はバックルを取り出しベルトを装着し、一人の腰にベルトが現れる。
剣崎は左手を腰に、右手を前に構えた。橘は右拳を強く握り締める。始はカードを握り、睦月は右手で顔を覆いかくすように構える。

「「「「変身!」」」」

スクリーンを駆け抜け、液体が弾け4人の仮面ライダーがケルベロスへと向かう。ケルベロスはすかさず両肩から火球を吐きだした。4人はブレイドとカリス、ギャレンとレンゲルという具合に2手に分かれるようにしてそれを避ける。外れたと見るや否やケルベロスは走り出す。狙いはギャレン達の方だった。避けた隙を突いてもう一度火球を放った。爆風に巻き込まれるギャレン達はその後ろにあった門を突き破り工場の中へと吹き飛ばされた。さらにギャレンが首根っこを掴まれ建物の中へと追いやられる。そこは倉庫のようになっており広い空間となっていた。ケルベロスはギャレンを力任せに積まれていた瓦礫の山へとめがけて放り投げた。
「橘さん!」
レンゲル、そして分かれていたカリスとブレイドも中へと入った。ギャレンも崩れた瓦礫の中からでてきた。ケルベロスは真っ先にブレイド、カリスのほうへと向かった。ブレイドが剣を握り真正面からケルベロスに立ち向かう。そしてケルベロスのタックルを剣で受け止めた。
「ぐっ・・・・」
しかし受け止めたといっても抑えることができなかった。ケルベロスはブレイドをそのまま押す。ブレイドは足元でコンクリートで火花が散らしながら後ろに下がっていく。退くことも弾くこともできず、ブレイドはその勢いのまま吹き飛ばされた。壁に激突し穴がぽっかりと開いた。
「剣崎!」
カリスはブレイドのほうに向いて叫ぶ。だが他人のことを気にしている暇はなかったらしい。ケルベロスは目の前にまで近づいていた。そして、
「まずはお前を封印してやる」
そう言いながら右腕の爪状の武器を振るっていた。カリスはブレイドの近くにところに吹き飛ばされた。
「うぉぉぉぉ!!」
最後に向かってくるレンゲルのほうへと向き両肩の頭が咆哮した。火球が放たれ、レンゲルの足元、そして胸へと炸裂する。火球はその衝撃力でレンゲルを吹き飛ばした。レンゲルは宙に浮いた。その行き先は壁が待ち受ける。だが、誰かがレンゲルを空中で受け止めた。
「なんだ!?」
レンゲルを抱きかかえた金居が着地した。
「カテゴリーK・・・!」
ケルベロスが殺気立って金居を見つめる。いまだ血にまみれ、だが今は眼鏡をかけた金居がケルベロスに向かって笑っていた。
「この坊やには一度助けられたんでな。借りを返しに来たのさ」
「お前・・・」
金居はレンゲルを放し、レンゲルは立ち上がった。金居は今度はレンゲルのほうを向いて、
「頑張ってくれよ・・・」
そして次の一言で金居はにやりと笑う。
「実現させようぜ。お前の言う、平和って言うのをな」
レンゲルはしばし呆けて
「・・・・ああ!!」

突然、雨が降り始めた

ブレイドとカリスは舞い上がったほこりの中から武器を構えて現れ、ギャレンはホルスターから銃を抜く。ギャレンとブレイドが先に仕掛ける。ギャレンが引き金を引き、ケルベロスをけん制する。その間にブレイドが剣を抜きケルベロスに攻撃を仕掛ける。

イメージは氷の槍。誰よりも、何よりも冷たい。

レンゲルは3枚のカードを抜いた。
『ブリザード』
『ラッシュ』
『ポイズン』
レンゲルの背後に巨大なカードのシルエットが並ぶ。3枚のシルエットが光となって杖に宿った。
『ブリザードベノム』
冷気がレンゲルの持つ杖に集中する。杖を氷が纏いはじめ、巨大な氷柱のような槍を形成する。その氷はレンゲルの手首まで凍りつかせていた。しかしレンゲルにとっては大した問題ではなかった。自分が願えばこの槍は決して砕けることはなく、また自分にとって何ら問題はないことも知っていた。
「睦月!」
ギャレンの声を聞いた。ブレイド、ギャレン、カリスの三人がかりでケルベロスの動きを封じていた。レンゲルは跳びあがった。
「あぁぁぁぁぁぁ!!!」
着地と同時に勢いに乗せて槍を突き出した。氷の槍がケルベロスの腹に突き刺さる。だがそれだけではなかった。
「!」
突き刺さった部分からケルベロスの体が凍りついていく。ブレイドらが離れると氷は一気に侵食しケルベロスの体を覆っていた。その間にブレイドは、
『アブゾーブクイーン』
王へと進化する。
『エボリューションキング』
金色の鎧を身にまとい、大剣を手にした。ケルベロスは最大限の力で氷の牢獄を砕いた。両肩の口から火球を吐きだし、ケルベロスの真上の天井に穴を開けた。
そこから土砂降りの雨が降り注ぎ、まるでケルベロスのいる空間だけ隔離してるようだった。
「私ヲ封印スルノカ・・・?」
「全てのアンデッドを封印する。それが俺の仕事だ!」
「違ウ!私トイウ神ヲ生ミ出スノガ仕事ダ・・・コノ私ガ神トナリ・・・全テノ悲シミヲ消シ去ロウトイウノニ」
「違う!」
ブレイドは拳を固めて言う。
「未来に・・・悲しみが終わる場所があるはずだ。だから俺は闘う!」
そしてブレイドは右手をゆっくりと掲げた。
「誰に命じられたわけでもない。全ての人を守りたい・・・そう願った!」
体中にある5つのアンデッドレリーフが輝き、ブレイドの手の中にカードが集った。
「サセルカ!」
ケルベロスが火球を放った。ブレイドの大剣を持つ左手に当たる。ブレイドは大剣を落としてしまった。
『エボリューション』
だがその中でカリスが動く。液体が瞬時に纏い弾ける。紅いカリスは目にもとまらぬ速さで鎌を抜き、ケルベロスの頭上を飛び越える。その際に身を捻り、ケルベロスを斬りつけた。そして地面を抉りながら急停止しつつアローへと変形させた。
「やれ、剣崎!」
ブレイドは急いで剣を拾った。そして、
『スペード10 J Q K A』
13体全てのレリーフが金色に輝く。カリスも13枚のカードを束ね、新たなカードを生み出す。
『ワイルド』
『ロイヤルストレートフラッシュ』
二人の武器が輝きを帯びた。同時に駆け出す。そしてブレイドは脇腹を、カリスは右腕を切り裂いた。
「アァァァァァァァ!!!」
断末魔が響き渡る。それと同時に雷が近くに落ち、轟音と光が辺りを包んだ。ケルベロスはふらふらになりながら壁を破り外に出た。強制的にケルベロスの変身が解かれた。
「天王寺!」
4人も変身解除し、外に出る。天王寺は雨に打たれながら立っていた。さっきの戦いのせいで体中が傷だらけだった。
「お前たちは・・・なんてことを・・・何をしたか分かっているのか!」
「もう諦めろ!お前の計画は終わったんだ!」
橘が雨音に負けないように叫ぶ。だが天王寺は始を指差し、
「そこにいるのは・・・ジョーカーだぞ!カテゴリーKもどこかに・・・!」
「呼んだか?」
金居が姿を見せた。天王寺は始と金居を交互に見やりながら、
「こいつらだが残れば世界は滅びる・・・!」
雨に打たれながらも天王寺は天を掴むように手を掲げた。
「それなら私が・・・私が新しい世界を!!!」
そして天王寺は笑い続ける。それはあまりにも悲しい笑い声だった。歪んだ男の悲しい成れの果ての姿だった。そして天王寺は金居の襟をつかみ、
「こいつを封印しろ!封印しろぉぉぉぉぉ!」
今度は金居が笑みを浮かべる番だった。金居の体が変化する。
「封印されるのはお前の方だ」
ギラファが一本の大剣を呼び出した。殺気が込められたのは一瞬だった。斬られた天王寺もそれに気づくまで少し遅れた。
「あ・・・・」
袈裟を深く斬りつけられ傷口から血が吹き出す。返り血がギラファについたが雨がそれを洗い流した。そしてギラファの手にはケルベロスのカードが握られていた。
「最後に勝つのは俺だ、ジョーカー」
「なぜ無駄に命を奪うんだ!」
睦月が叫んだ。
「奴はアンデッドだったんだぞ?それだけで充分だ」
ギラファは吐き捨てるように言った。剣崎と橘はすぐに天王寺に駆け寄った。だがもう息絶えていた。剣崎は、
「もう戦う力はなかったはずだ。ただの人間だ!」
「無駄だ」
この状況を、そしてギラファの性格を知っている始は冷静に言う。
「奴はケルベロスのカードを得るため、俺達を利用していた」
「嘘だったのか!」
睦月がギラファの目の前に立った。
「平和を実現させようとって・・・」
「嘘じゃないさ」
意外な一言に睦月は顔を上げた。だが睦月は気が付いていなかった。ギラファのわずかな殺気に。
「俺の平和に・・・人類など不要だ!!」
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コメント

「ブリザードベノム」の表現が素晴らしいと思いました。
お久しぶりですこんばんは。
次回はダディ最後の輝きの回(マテ)。
さてはて、私達読者が熱望している桐生さん再登場はいよいよ間近なのでしょうか(爆。

コメント

はじめまして、Kです。最初から読むのに苦労しましたが、読ませていたたぎました。原作と少し異なるのが、またいいですねww ちなみに、トライアルFの姿には驚きました。

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