W・E・I

小説をメインに活動しつつ雑記も書きます、そんなブログ。 その名も「Watching・Entertainment・Information」略して「W・E・I」

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東人

Author:東人





ご意見、ご感想などがあれば是非とも下さい。全力で返事をします。それと、おまけで小説のの「予告にならない予告」記載中です。
あなたは


回オンドゥル語を言ったそうです(古っ

大学生活を送ることになり、講義中に寝る癖をつけてしまい憂鬱になりつつ、レポートに追われてクライマックスな心境の何処にでもいる普通の大学生。ここ最近は小説をメインにひっそりと活動中。まぁ見てやってください。
なおこのブログはカレーの妖精とりんごに目が無い賢狼と、そしてオンドゥルライドの登場を全力で応援中です。

あと相互リンクは熱烈に募集中(OMO|壁


アダルト系のコメント等は正直やめてもらいたい!見つけたら削除しますのでそこんとこよろしくお願いします。



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ロコン

ロコン・・・ロコンの色違いが欲しい!

って感じだった(え。キュウコンの色違いがものすごくかっこいいのですよね

遅れましたが最新話・・・!

いってみましょう
仮面ライダーという名の仮面
Picture あの日の事を思い出す

次の日は気持ちのいいくらい晴れだった。

「良かったじゃないか。傷も浅く済んで」
そういいながら剣崎は隣を見た。睦月の右腕は三角巾で吊るされていた。昨日、睦月はカテゴリーKに攻撃された。その後すぐに病院へ行き検査入院した次の日が今になる。検査の結果、激しく動かすことはできなかったものの幸い傷は浅いとのことだ。
「あとは俺達がなんとかする。今はゆっくりと傷の手当てをしてくれ」
「・・・はい」
睦月の返事には元気がなかった。
「どうした?」
だが睦月は何にも返事をしなかった。剣崎は少し考えてから気づいた。
「カテゴリーKに裏切られたのがショックだったのか?」
睦月はゆっくりと頷いた。
「俺、本当に実現できると思ったんです。もうこれ以上誰も傷つけたくない・・・せっかく答えが出せたのに・・・俺が甘かったのでしょうか?」
「アンデッドが戦わなくなったとき、この世界は平和になる。お前は正しい。でも・・・難しいよな」
「相川さんにも甘いって言われました」
睦月は苦笑いを浮かべる。剣崎は少し驚いていた。
「へぇ、あいつはそう言ったのか。でも始はそう言われてうれしかったと思うぞ。あいつだってもう戦いたくないと思っているはずだ」
「剣崎さんはどうして相川さんのことをそこまで信用できるのですか?」
む、と剣崎は唸って腕を組んだ。考え込んでいるようなのだが一行に答えは出なかった。
「睦月!」
睦月が振り向くとそこには望美が手を振っていた。


橘は天王寺の研究所から持ち帰った資料に目を通していた。そして昨日、それらを取りに行った時に見たものを思い出した。
「モノリス・・・統制者の声を伝えるもの」
黒い捻じれた石盤。相川始はそれを『モノリス』と呼んだ。勝利者の前に現れるもの。天王寺はモノリスが確実に自分の前に現れるように手中に収めていたのかもしれない。だが橘がモノリスに触れたとたんどこかに消えてしまったのだった。考えをリセットして橘は改めて資料に目を向ける。見てみると興味深いものばかりだった。ケルベロスの開発経緯、そして天王寺が使ったケルベロスシステム。あれはアンデッドの力を人間でも使えるようにしたライダーシステムの延長線上のものだった。
「ここまでして奴は世界を変えようとしたのか・・・」
だがこの戦いも終わりが近い。その時、世界はどうなるのか・・・そして、
「俺はどうすればいい?」
だが答えは出ない。


シャッターを切る音が小さく響く。三脚に乗せられた一眼レフカメラのファインダーから始は目を離した。
「始さん、今度お店をバックに撮って!」
「いいよ」
三脚を持ちあげて移動する。天音はハカランダをバックにして笑顔になった。始はファインダーをのぞく。その先には天音のぼやけた顔があった。ゆっくりとピントを調節していく。

いつまでこの時間が続く?

その疑問がふと浮かんだ。目の前にある笑顔をあと何回見ることができるのだろうか?もしかしたらこれが最後になるかもしれない・・・。湧いた疑問はなかなか消えなかった。
「じゃ、いくよ」
ピントを合わせ、始はシャッターを切る。

パシャッ

小さく響いた。始が笑顔で、
「撮れたよ、天音ちゃん」
天音は笑顔で返した。

二人がハカランダに戻ってくるとカウンターで男がひとり水を飲んでいた。しかも隣にはシュガースティックのゴミが置いてある。遥香が、
「始さんおかえり。お客さんよ」
始はカウンターの男を見た。そして表には出さなかったものの驚いた。最後のアンデッドである金居だったからだ。金居は砂糖水を飲み干してかすかに微笑む。
「いらっしゃい」
始はいつもどおりの声で言った。隣にいた天音は始の来客に興味を持っていた。
「始さんのお客さん?仲良しなの?」
「ああ。とってもね」
天音は金居に近づこうとしたが始が制した。始は気づいていた。その目には一切友好的なものはない。全てを断ち切ろうとする意志があると。
「話があるんだろう?下で話そう」
金居はそれに従った。二人が去ったあとで遥香はつぶやいた。
「剣崎さん達とはちがった雰囲気だったわね」
「始さんもいつもとちがってたし・・・」

始は自室に入り、ようやく敵に向かって冷たいまなざしを向けた。
「何のようだ?この前の取引のことか?」
金居はゆっくりと始の借りている部屋を見回していた。始はカメラを片付けながら言う。
「俺たちがこのまま戦わず、人間を襲うこともなければバトルファイトは終わる。誰も勝ち残らない・・・ただこの時間だけが過ぎていくだけだ」
「以前までの俺はお前を封印することができなかった。だから俺はお前に手を組まないかと誘った・・・」
始はポケットから写真を取り出して机の上においた。金居はその写真に写っている人物に気がついた。写真を取り上げ、
「ほう・・・これはあの雪山の時の男か」
金居はその時のことを思い出した。同時に始もその時の記憶が蘇っていた。


それはアンデッドが開放されてから間もない頃だった。当時、ヒューマンを封印してからさほど時間も経っておらずジョーカーは戦いに明け暮れていた。とある真冬の雪山でジョーカーは一体の上級アンデッドと出会う。それがハートのカテゴリーKであり後に「金居」と名乗るアンデッドだった。お互い敵同士、すぐに戦いは始まった。一方はダイヤの最上級の強さを持ち、一方は殺戮マシーンと呼ばれる最悪のアンデッド。戦いは熾烈を極め、双方重症を負う形で獣はその場から姿を消した。逃げた獣は「2 スピリットヒューマン」を使った。このカードを手にして以来、この世界にまぎれることが多くなった。人間の姿であれば問題無いと思ったのだろう。しかし誰とも接したことはなかった。ただ紛れ込んでいただけだった。
「どこかで・・・休まなければ」
獣は半袖ジーパンでひどい吹雪の中を歩いていた。そして運良く洞穴を見つけてそこでひと休みしようと思い中に入った。だがそこには先客がいた。
「誰だ・・・!?」
獣はひとりの男と出会う。それがジョーカーの初めて出会った人間「栗原晋」だった。

その男は「寒いだろう」と言って火を灯してくれた。実際、始にとって寒さなど関係なかった。そして男は余っていた食料を少しくれた。
「君はこの近くの村に住んでいたのかい?」
男は始のあまりにも薄すぎる服装を見てそんなことを言っていた。始は何も返さなかったが男は何故か嬉しそうだった。
「こんな吹雪だ。俺も正直困っててね。誰か話し相手がいないかと思っていたんだ」
そう言いながら男は一枚の写真を取り出した。始はちらりとそれを見た。
「それは?」
「家族だ。今でも俺の帰りを待ってくれている。娘なんだがなかなか可愛いだろ?」
また嬉しそうに男は3人で写っている中で、娘の顔を指さしていた。始は何の反応も返さなかった。いや、返し方がわからないというのが正しかったのかもしれない。
「家族・・・」
始は家族という単語に反応した。しかし始は『家族』というものを知らない。当然だ、アンデッドに家族は存在しない。だが目の前の、『家族』を思うこの男はどこか嬉しそうだった。その時、始は腹部に痛みをおぼえた。
「くっ・・・」
さっきの戦いで重症を負ったところだった。それだけでなく始の体はところどころに傷があり、緑色の血を流していた。男も始の呻く姿を見て心配そうに始に近づいた。
「大丈夫か、その傷・・・」
「触るな!」
始は男の手を払った。男はそれに驚いたが再び座った。男はそれ以上何も言わずにただ黙ってお湯を沸かしていた。
「この血を見て何とも思わないのか・・・?」
始はそれが不思議で仕方がなかった。緑の血というものが人間のものではないと始は知っていた。対して男はマグカップに湯を入れてココアの素を入れていた。
「世界中を飛び回って写真取り続けているうちに、ちょっとやそっとのことで驚かなくなってね」
冒険者らしい、器の広い男だった。そして男はマグカップを差し出してきた。
「ココアだ。喫茶店やってる妻が作った方が遥かに美味しいんだけどね」
始はマグカップを受け取り一口飲んだ。甘く温かい、体に染み渡るようだった。
「おいしい」
「そうか。良かった」
男は嬉しそうに笑う。始はココアの飲み干してカップを床に置いた。その時だった。気配がひとつ、こっちに近づいている。
「逃げた方がいい」
「え?」
始はゆっくりと立ち上がった。傷はまだ完全に癒えてはいなかった。始は洞穴を出て行った。
「君!」
男はあとを追う。しかし始の姿は雪の中に消えてしまい、黒い影が雪の中で舞ったように見えた。

ギラファが大剣を持ちながら敵が来るのを待つ。そして黒い影が雪の中で立っているのを見つけた。
「ジョーカー・・・!」
ジョーカーは自分の力を使い、カテゴリーAへと変身していた。カリスと呼ばれるアンデッドだった。カリスはアローを召喚し攻撃に出る。白い雪の中で不気味に黒い影が踊っているように見えた。対してギラファは二振りの大剣を握り待ち構える。アローと大剣が交錯した。
「ぬうう・・・!」
力はほぼ拮抗していた。だがカリスが押し負ける。弾かれる勢いで空中で一回転しながら跳んだ。雪の中、武器の握っていない手と両足で勢いを殺した。カリスが顔を上げ、ギラファを睨みつけたとき一本の大剣が迫ってきていた。
「!」
カリスはほぼ反射的に避けた。獣さながらの瞬発力でなんとか避ける。そしてギラファがもう一本の大剣を放ってくる。カリスはアローを構え、力強く弾いた。大剣が吹雪の中に消えた。

突然雪の中で鈍い音が聞こえた。大きなものに大きな何かが刺さるような、そんな音だった。
「あ゛・・・」
「!!?」
カリスは驚愕した。聞き覚えのある声だった。しかもこの声、さっきまで聞いていた!
「この声は人間・・・!?」
ギラファの僅かな動揺をよそにカリスはすぐにカードを一枚抜き取った。バックルをアローにセットしカードを使役する。
『トルネード』
アローに風が集中していく。カリスとギラファの周囲で風の流れが変わっている。吹雪のなかをくり抜いた空間だった。その中には3人の人影があった。カリスとギラファ、そして・・・。カリスのアローでは透明な矢が作られていた。
「はぁっ!」
雪の中を突き破るように矢が放たれた。そしてギラファの足元に矢が突きささり雪を舞い上がらせた。そして空間も消え失せギラファは吹雪の中に一人取り残されたのだった。

カリスは男を担ぎ、ギラファから遠ざかるようにして逃げていた。そして、男を雪の上にゆっくりと寝かせる。
『スピリット』
カリスは変身を解き人間へと姿を変える。
「おい!」
カリスは呼びかけた。だが反応しない。カリスも見てわかる。男の傷は致命傷だった。

なぜなら男の腹にはギラファの大剣が突き刺さっていたからだ。

さっきカリスの弾いたあの剣だった。男の腹から血が流れ雪を赤く染める。男の呼吸は次第に弱くなっている。しかし男はまだ死んではいなかった。男がポケットから何かを取り出した。それを始に差し出す。

それが一枚の写真だった。

「なるほどな・・・あの男を殺したお前がここにいるということはあの親子は知っているのか・・・?」
金居は男の姿をしっかりと見ていたのだった。金居はにやりと笑う。
「俺が教えてやろうか?お前が殺したと・・・・」
突如金居の手の中にあった写真が消える。そして始の目が完璧に冷え切ったものになっていた。殺意が金居を貫く。
「決着をつけよう」


そして天音が紅茶をもって始の部屋に行ったとき、底には誰もいなかった。
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